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まどろまず　ねをのみぞなく　萩の花

色めく秋は　すぎにしものを

 

みなさんこんにちは。

高校時代には国語を最も苦手としていながら、

文学青年に憧れていた、のちおです。

 

冒頭の歌は政変（昌泰の変）によって左遷された菅原道真公が、望郷の念を抱きながら、過ぎ去る秋を偲んで詠んだものだそうです。

 

今秋は、異常気象の夏が終わったと思ったらそのまま寒くなってしまい、古き良き日本の四季はいずこ！？と苦言を呈さざるを得ない程、あっという間に過ぎ去ってしまいました。

 

我らツーリングクラブもそれでは困るのですよ。

そう、秋は絶好のツーリングシーズン！！

雌伏の時を経て、スワンは今ぞと羽ばたきます！！

そしてなにより秋刀魚の美味しい時期！！（唐突）

かねてより温めておいた食道楽のツーリング計画を実行に…。

愛知県阿久比町にある「海鮮市場 徳川」さんにお邪魔しました。

あぁ、旨い…。

語るに及ばず！！

言葉はいつも、想いに足らないものですので、これ以上のコメントは差し控えます。

 

食後は阿久比観光へ。

近くに由緒正しき寺社があるということで…、

洞雲院にお邪魔しました。

このお寺は、菅原道真の孫、菅原雅規によって創建されたとのこと。彼の人物もまた、尾張の国に配流された経緯があるようですが、その後、諸国の国司を務めているようですので、ひとかどの人物なのでしょう。

また、この洞雲院、徳川家康公の母君、於大の方の菩提寺でもあるとか。

思いがけず歴史探索のツアーになりました。

帰京できぬ道真公が羨んだ、帰郷する雁の如く、我らスワンも春には再び羽ばたきます。