釉薬の鉄人
ニットー人
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永瀬 幸雄
67歳
昭和45年入社
勤続45年
人生劇場の大半を
釉薬という舞台に魂を注いだ
若尾化学の鉄人。
数年前惜しまれつつも定年退職。
暫く釉薬から離れたものの
周囲からの熱い復帰要請に応え
カムバック。
現在、週に2回釉薬調合室のお手伝いをしております。
体で身につけた釉薬奥義、
それを駆使しても
ペンキのように
セオリーどうりには色が
発色しない釉薬。
鉄人はいつも
基本に立ち返ります。
45年間、辿り着いた境地は
一言で
努力。
何事も飽きる事なく
コツコツと
納得するまで
やりぬく力。
それが鉄人の極めた釉薬道。
若い施釉士のお手本です。
男性社会のひと昔と違い
女性施釉士も在籍する
現在の若尾化学で、
鉄人のまわりには女性が集まり
笑いが絶えません。
若者達と楽しみながら
時に暖かく見守りながら
釉薬道、鉄人の記録は
今もなお更新されています。