女性役物製造士 (その1)
ニットー人
タイル用語に
役物(やくもの)
という言葉、製品があります。
一般の皆さんにとって聞き慣れない
言葉だと思いますが、
建築用語でタイル、レンガ、瓦などで、
隅や棟などの特定の場所に用いられる
(装飾用の)特殊な形のものの呼称だそうです。
一般のタイルに対し、
役物は立体(3D)である為、
施釉(上薬を掛ける)技術が
大変難しい製品です。
弊社製造工程の中で、
難易度がトップ3に入る
職人技が必要となります。
そんな難しい 役物製造ラインの
一つを任せられている、
若き女性、ニットー人を紹介します。
年齢 23歳
去年の3月までなんと
女子大生だった彼女は、
自分のトライする履歴が、
目に見えるモノづくりに
つながる仕事に、
とても憧れを抱いていました。
幼少期、
彼女が住んでいた地域は
タイル工場が多くあり、
広場に落ちていた
色鮮やかなタイルを
日が沈むまで夢中で
ひろい集めてたそうです。
そんなタイル好きの女の子が
入社後、特殊な役物の世界に
出逢うわけです。
という事で次号は彼女の職人ぶり
をご紹介します。
by 若尾 幸裕